子どもの出っ歯

Reason.01遺伝

遺伝が出っ歯の原因になることがあります。平均より前歯が前方に位置している、上下のあごの骨のバランスが不良であるなど、お子さまの前歯の位置やあごの骨の形態に関連する遺伝的要素は、個人の努力では改善が困難です。
そのようなケースでは、歯科医院で矯正治療を行い、歯並びを整える必要があります。

Reason.02歯並びを悪くする癖

日常的な習癖によって、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。
具体的には、指しゃぶりをする、舌突出癖がある、爪を噛むなどさまざまです。
特に小児期はわずかな力でも歯が大きく動くため、お子さまの無意識の行動にも注意を払うことが重要です。

出っ歯を治療すると、上記のようなメリットがあります。審美面の改善だけではなく、咬合が正常化することで栄養素の摂取がしやすくなり、将来の健康面においても矯正治療は良好な結果をもたらします。出っ歯でお悩みの親御さまは、ぜひ当クリニックにご相談ください。
お悩みを詳しくお伺いし、精密な検査を行った上で、お一人おひとりに合わせた治療方法をご提案いたします。

可撤式床矯正装置・ヘッドギアなど

出っ歯の原因が歯の位置にあるのか、あごの骨の位置にあるのかによって、使用する矯正装置が異なります。出っ歯の治療で使用される矯正装置は、主に就寝時に装着し、日中は装置を外して過ごすのが一般的です。
上あごの骨が過大な場合は、ヘッドギアという装置を使用します。ヘッドギアは、上あごや臼歯を後方に移動させる、あるいは上あごの成長を抑制する働きがあります。
一方、下あごの骨が小さい場合は、機能性床矯正装置を使用します。この装置は、下あごを前方へ成長するように促進する働きがあります。
また、歯の位置や傾斜に問題がある場合も、同様に機能性床矯正装置を使用して、歯の傾斜を修正します。
出っ歯の原因に対処できるように設計された矯正装置は多岐にわたりますが、 実際にどの装置を使用するかは、矯正用のレントゲン撮影を行わないと判断できません。

子どもの出っ歯の治療前における注意点

• 装置の使用時間が短いと、治療期間が長引く場合があります
• 誤った方法で使用すると破損したり、紛失する可能性があります
• 破損、紛失の場合は新しい装置を作製するための費用が掛かります
• 対応できない症例もあります

子どもの出っ歯
の症例