中学生の矯正治療は小児?大人?どっち??
中学生の矯正治療は、基本的に成人矯正と同じで、生え揃った永久歯に対して治療を行います。
つまり、ブラケットという固定式のワイヤーを歯に装着して、歯並びを整えていく治療で、
あごを広げることが目的の小児矯正と比較して、緻密で審美的な歯並びに整えることができます✨
→小児矯正については「小学生の矯正のほとんどは「マウスピース」を使います!」をご覧ください!
その中でも、「抜歯症例」「非抜歯症例」と大きく2つに分けて治療を進めていくことになります!
■「抜歯症例」
あごの大きさに対して、永久歯が明らかに生え切らない場合は、矯正治療の過程で歯を抜きます。
主に4番目or5番目(小臼歯)の歯を抜いて、空いたスペースを利用して歯を並べていきます。
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)などの症例によって、一般的には上の小臼歯だけ抜く、下の小臼歯だけ抜く、上下合わせて4本抜く場合、その方のお口の状態によって異なります。また、症例によってはまれに左右非対称に抜く場合や、下の前歯1本だけ抜く場合などもあります。
歯を抜いた分、スペースを確保することができます。
■「非抜歯症例」
抜歯症例の逆で、あごの大きさに対して、永久歯を十分に配列できる場合は歯は抜かずに治療を行います。
場合によってはアンカースクリュー(矯正用インプラントアンカー)を打ったり、歯を少し削って(ディスキング/ストリッピング)隙間を作ることもあります。
もちろん、健康な歯を抜くことには抵抗がある方もいらっしゃると思います。
歯はとても大切なものであり、抜かないといけない場合は確固たる根拠と理由が必要です。
当院では、患者様のお気持ちを第一に治療計画を立てておりますので、抜歯でも非抜歯でも治療の理由をしっかりと説明し、患者さんの悩みを共有します。安心してご相談ください🕊️